マーケテイング




マーケティング


階段を作る3つの質問

そこでぜひ考えていただきたいのが、接触ポイントのコミュニケーションを設計し直すということです。

具体的に説明をしましょう。
お客さんに商品を売るまでに、あなたはお客さんと接触する機会が複数あるはずです。
直接会うことはもちろんのこと、ウェブサイト、電話、ファックス、ダイレクトメールなど、たくさんの接点があるはずです。

例えば、5回接点があるとすれば、5回で購入までの階段をかけてあげるように、コミュニケーションを設計するということです。
そのための質問として、3つあります。

質問1 お客さんと接触する場面はどこなのか?

初めてあなたの会社を知り、購入するまでにあなた(の会社)と接触する場面を改めて考えてみましょう。

簡単だと思われるかもしれませんが、あなたが気付いていない、お客さんとあなたの接点というのは意外とあります。
例えば、お客さんがあなたの会社に電話をしてきたとき・・・電話をとったスタッフも接点です。
あなたが送った資料も接点です。

お客さんになりきってみて、購入までのプロセスを追体験し、あなたと接する場面がどこなのか?を改めて考えてみるといいでしょう。

質問2 各場面でどんな感情を与えたいのか?

次に考えるべきは、各場面でどんな感情を与えたいのか?ということです。
階段をかけるということは、お客さんが商品(もしくはあなた)に対してプラスの感情を受けた、ということです。

それぞれの接触場面でどんな感情を与えれば階段を一段昇ったと言えるのでしょうか?

質問3 一貫して伝え続けたい事は何なのか?

階段ごとに考えていくと、その場その場のご都合主義でメッセージを伝えてしまう場合があります。
そうなると、一貫性がなく、信頼できない印象を持たれます。

ですから、初めて接触してから、購入するまで、さらにずっとお付き合いをしていく中で、これは絶対にブラさないこと・伝え続けたいことは何なのか?を考えましょう。
要するに、あなた(の会社)の軸とかコアとかスタンスですね。

接触ポイントのメッセージがこの軸・コア・スタンスとブレがないかをチェックすることは非常に重要です。

マーケティングというと、ことさら「どうやって売るのか?」ばかりに目がいきがちです。
しかし、本当に考えるべきなのは「どうやったら買いたくなるのか?」です。


驚くほど当たり前のことなのですが、忘れがちな視点です。
これを意識しながらインプット、アウトプットしてみてください。
今年のあなたのマーケティングが一気に変わること請け合いです。