アーユルヴェーダとは

インドにおいては、アーユルヴェーダは特別なものではなく、日々の生活の一部として根づいています。 医療としてももちろんですが、人が生命を受けて誕生した時から年老いて死ぬまでの人生において、どのようにすれば心身共に幸せに健康に暮らしていけるのかを教えてくれるアーユルヴェーダは、 日常生活における食事や睡眠・体調管理などの様々な場面で生きています。

たとえばアーユルヴェーダでは、日の出の1時間程前には起床し、その自然界の精妙なエネルギーに満ちた時間帯から活動することで、活力に溢れる一日を過ごすことが出来るとしています。
食事は「時間」と「場所」が重視され、食事の時間は毎日決まった時間にとること、また食材は出来るだけ自分が住んでいる場所で穫れる旬の食べ物を食べることなどが健康を維持していく上で大切なこととされています。

また1日の時間帯や季節の変化から消化機能は変化するとして、食事をとる時間や季節に適した量や内容(食材や調理方法など)をとるように勧めています。

人間の身体について研究し、健康に良い食材の性質を熟知し、時間や環境・季節などを考慮した食事方法を編み出し、さらには生活習慣までも語る「アーユルヴェーダ」。
5000年以上を経た現在においても、多くの人々の生活の中に深く息づいています。
                   アーユルヴェーダライフより