目標設定 そろそろさびてきませんか?



目標は具体的に。
計測できるように。
行動できるサイズにまで落として。
達成可能なように。
期限を区切って。
自分の本当の価値観に合うように。


などなど、どれも有益なアドバイスです。


しかしこれらを満たした目標を設定すれば、本当に目標を達成することはできるのでしょうか?その他に必要なものはないのでしょうか?


努力?
根性?
日々の計画?


もちろん、それも必要でしょう。


しかし、もっと根本的な問題があります。
それが今日、僕がこの記事を書いている理由です。


もしあなたに「これ」が不足していれば、あなたは目標を達成することができません。もしくは、一時的に目標を達成できたとしても、それを継続したり、より高い目標を目指すことができません。


それは、、、


「目標達成能力」。


目標達成能力とは、文字通り、自分の目標を達成することのできる能力のこと。もしあなたが目標にばかり目がいって、目標達成能力を高めることを怠っていれば、、、


それは刃のボロボロのノコギリで大きな木を切ろうとするようなもの。がんばればなんとかその木を切ることができるかもしれません。根性で乗り切ることができるかもしれません。ハードスケジュールを計画し、毎日その通りに行動すれば、できるかもしれません。しかし、、、


いくらがんばっても、できないかもしれません。もしくは途中で目標までの「距離」に嫌気がさして、当初の燃えるようなモチベーションが消えてなくなってしまうかもしれません。


あるいはできたとしても、次、それよりも大きな木を切ることができるでしょうか?そのような目標を立てようという気になるでしょうか?もっと言えばこのやり方を続けていたとして、徐々に目標を高くする、つまり成長を続けることはできるでしょうか?


つまり、木を切るためには刃を研ぐことが必要なのです。(あるいは木を切ることのできる人材をたくさん育ててもいいでしょう!)


これはバリバリがんばるトップ営業マン兼社長が、販売目標達成のために毎日の睡眠時間を削って働いているのと同じです。その月は社長の努力で目標達成ができたものの、翌月からは燃え尽き症候群状態。。。そんな感じです。



根性論じゃどうにもならん!



もし目標を設定したとしても、それに向かって努力を続けたとしても、、、
目標達成能力が足りなければ、目標達成はできません。


あなたが販売の方法を「お願い営業」しか知らなければ、今までと同じやり方で立てた目標に向かわなければいけません。でも、コピーライティングのスキルを身につけ、文章で販売できる人間に「なれば」、、、一気に目標達成確率は高まるかもしれません。


あなた一人の力だけでは、月の売上に上限があるかもしれません。でも、あなたがチームを作り、そのチームのスキルを高め、売上を伸ばせるようなチームに「なれば」、、、あなたはより大きな目標を達成できるようになるかもしれません。


既存顧客にもっと販売したいと思うなら、、、短期的なバーゲンセールを連発するよりも、彼らにもっと多くの価値を提供できるような、顧客を大事にす るビジネスに「なれば」、、、あなたはもっと既存顧客に販売することができるようになり、大きな目標を達成できるようになるかもしれません。



種をまけ!



長期的な目標を立てる一つの大きな意義はここにあります。


短期的に目標設定をすると、どうしても短期的に得られる結果にだけ意識が行ってしまいます。つまり、自分の今の能力やリソースの範囲で達成できることしか達成できなくなってしまいます。そのため毎回同じような目標しか立てられなくなってしまうのです。


もちろん短期的な結果は重要です。例えばビジネスにおいて、毎月のキャッシュ(短期的利益)は必須です。しかし、長期的な視点を持たなければ、当然のことながら長期的に成長(存続)することはできません。短期的な利益と長期的な利益のバランスが重要なのです。


そのためにはまず、
長期的な目標を立て、
その目標達成のために、どんな「目標達成能力」が必要なのかを考え、
その達成を目標に入れましょう。


どんな人間に「なる」のか?
どんな組織に「なる」のか?
どんなビジネスに「なる」のか?


それを考えてみましょう。


目標達成能力が目標に対して低ければ、目標達成は根性論じゃどうにもなりません。


まいた種しか刈り取ることはできないのですから。